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インタリュ-ド

先週、仕事で沖縄に行ってきた。
じつは初上陸! 暑いほどではないけど、いい陽気だった~。
仕事とは別に、今回の旅には個人的に裏テーマが。
それは、インタリュードで与世山澄子さんの
生歌を聞くことだ。

彼女のことを知ったのは、随分前の
雑誌「TITLE」タワレコ特集にて。
パードン木村や菊池成孔らとの
レコーディング風景の記事を読んでだ。
沖縄の片隅にひっそりと佇むジャズラウンジ「インタリュード」。
赤いベルベットで包まれたクラシックな空間のなか
セッションは行われ、その中心にいるのが与世山さんだった。
戦後の米軍キャンプでキャリアをスタートし、
あのマルウォルドロンとの競演盤を
2枚も残すほどの実力を持ちながら、
一部のジャズファンにしか知られていなかった存在。
このアルバムを企画したパードン木村は、
たまたま立ち寄ったインタリュードで与世山さんを発見したという。

世の中の評判はどうあれ、
返還後すぐに、旦那さんが開いたこの場所で、
与世山さんは歌い続けてきた。
僕が行ったその夜も。

手に入れていたCDで初めて聞いたときの衝撃でさえ、
吹き飛ぶほどの素晴らしい歌声。
発声、声量、表現力、ブルーズ……どれをとっても
今まで聞いてきた日本人歌手とは比較にならない。
What a Wonderful World、
My Funny Valentine、えんどうの花……
歌う喜び、恋するせつなさ、故郷への愛を
たっぷりと2セット聞かせてくれた。

ライナーノーツで柳家小三治(熱狂的なジャズファン)も
書いているように、
ライブの前後はただお店のおばちゃん(失礼!)として
カウンターでお酒と作り、常連客と話をしている。
僕のドリンクオーダーをとってくれたのも与世山さんだし!

本物に触れた感動にまかせて、その場でCDを2枚購入し、
持参したアルバム「インタリュード」も含めサインしてもらって、
コースターまでくすねる始末。いやぁ~最高でした。

じつは来週末にも沖縄に行ける幸運が。
それはつまり、与世山澄子の歌に会いにいくことでもあるんだ。

Tuff Beats 与世山澄子「インタリュード」(視聴あり!)
http://www.tuff-beats.com/1004/index.html

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( 2007.02.10 ) ( 未分類 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
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