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原作を読む(セカチューとかタイガー&ドラゴンとか)
私、テレビっこでございます。
見まくっているというわけではなく、
会話の7割くらいがテレビネタという意味ですが。

以前、大ベストセラー・セカチューがテレビでやってました。
ドラマの方です。ヒロインは綾瀬はるか。
主人公の……
(そういえばヒロインの対語ってヒーローなのに使いませんね)
山田孝之も良かったですが、何より演出が良かった。

堤幸彦、「ケイゾク」「池袋ウェストゲートパーク」
「トリック」「金田一少年の事件簿」などを手掛けた
名クリエーターさんです。

とかく、笑いのセンスを感じさせる異次元空間作りや、
映画のようなかっちょいい構図、ストーリーの狂い方について
語られがちな堤さんが、あの「セカチュー」を!?
サブカルな立ち位置の人が、超メジャー作品をやるなんて
どうなるんだ? そんな気持ちで見始めました。

で、これがいいんです。甘酸っぱいんです。
ファーストキスの味はレモンでしょう!
青春の、初恋の美しさがた~んと詰まった作品でした。

そこで、悪友が以前キャバ嬢からもらったという
原作を奪い取り、読んでみたわけです。
あれだけのベストセラーだから、ツボはドラマと同じ
青春の美しさだろう……という予想のもとに。

なんだこりゃ。
全然違いますた。
ただただ、死と向き合う悲しい恋人たちの話だったんです。

ドラマは、生の美しさがきちんと描かれることで、
「死」「別れ」というテーマが際立ち、
救いのあるストーリーに仕上がっていました。
別に救いが欲しいわけぢゃないんですが。
それに引き替え、原作は頭でっかちなナルシズムで
埋め尽くされた作品で、どうも……ね。

強く思ったのは、原作をけなす気持ちよりも、
編曲家たちの仕事のすばらしさ。原曲を超えた名リミックス。

ベースには、映画版の監督・行定勳の脚本があります。
ドラマの脚本にもクレジットされていましたし。
上で書いた生死のコントラストは、
「生」はオレンジがかったセピア調なトーンで、
「死」はブルーのうつうつとしたトーンで撮影された
映画版を見れば明らかです。

映画2時間の10倍以上の尺のあるドラマ版は、
そのコントラストをキープしながら、丁寧に描ききった。
堤幸彦さんは、青春ドラマの王道演出家たる安定感で、
ロングバージョンを作り上げたんですね。

映像作品を見て、その原作へ。
原作を読んで、その映像作品へ。

どちらかに思い入れがあれば、がっかり感や注文はつきもの。
ですが、それを作り上げた人たちが
どのようにその作品をとらえ、化学反応を起こしたのか。
そこに目を向けるとすごく楽しいな。そう思うんです。

今日、書店で手にとったのは「タイガー&ドラゴン」。
先週金曜日に千秋楽を迎えた(?)
ドラマの脚本+落語の脚本です。

読み始めですが、見えますよ。
バチバチと青白い閃光をあげる化学反応が。
そう、リサが銀次郎と出会ったときのように。



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( 2005.06.28 ) ( 未分類 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
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